原発がとまっただけでは停電するはずがない。とずっと思っていました。
というのは原発は点検と故障とデータ偽造その他で年間の半分くらいしか
稼動していないからです。しかし火力発電その他がどれくらいか
調べるのが邪魔くさいので人には言いませんでしたが調べてくれた人が
いました。それを下に。
東京電力のHPによれば
【原子力発電所】
・福島第一原子力発電所 1~3号機 地震により停止中(4~6号機は定期検査中)
・柏崎刈羽原子力発電所 1、5、6、7号機は通常運転中(2~4号機は定期検査中)
【火力発電所】
・広野火力発電所 2、4号機 地震により停止中
・常陸那珂火力発電所 1号機 地震により停止中
・鹿島火力発電所 2、3、5、6号機 地震により停止中
【水力発電所】
・電気の供給については、すべて復旧済み(ただし、設備損傷箇所については、適時対応中)
【流通設備等への影響】
・電気の供給については、すべて復旧済み(ただし、設備損傷箇所については、適時対応中)
調べて見ると
原子力発電は
福島第一原発の1~3号機で202.8万kw
火力発電は
広野火力発電所 2 、4号機で160万kw
常陸那珂火力発電所 1号機で100万kw
鹿島火力発電所 2、3、5、6号機で320万kw
合計580万kw
となります。
つまり火力発電が今回の電力不足の74%を占めていると言う事になります。
夏場の電力需要予測の4,800万に対して、現在の供給量は3,700万しかない
ので1,100万不足すると言われています。
となると、今回の事故で影響を受けた上記原子力、火力発電所が例え直っ
ても全部で580万kwですから、そもそも不足していると言う事になります。
(1,100-580=520万kw)
昨日の京大教授のコメントも含めて考えると、もし、火力発電所の稼働率
が低いなら、急遽、他の火力発電所の稼働率を上げれば解決出来ると思う
のですが…。
そこで、再度、東電のHPを見ると
追加供給力(上記7月末の供給力に織り込み済み)
(1)震災による停止からの復旧 【760万kW】
鹿島火1~6号機、常陸那珂火力1号機など
(2)長期計画停止火力の運転再開 【90万kW】
横須賀火力3,4号機 1・2号GT
(3)定期点検からの復帰 【370万kW】
品川火力1号系列第1軸、横浜火力7号系列第2軸など
(4)ガスタービン等の設置 【40万kW】
(5)その他 【▲260万kW】
既設火力の夏期出力減少分(大気温上昇による出力減)など
と言う内容が書いてあります。
つまり1,000kwの追加、回復が可能だと言う事です。
であれば、1,100(夏場の不足電力)-1,000=100kwだけの不足になります。
そんなに大した数字はないと思うのですが…。
↓元ネタのサイト
http://ameblo.jp/bokunosa/entry-10847810708.html
「原発なしでも電力は足りている」 京都大学原子力実験所・小出裕章氏 の話
0 件のコメント:
コメントを投稿